報道関係者各位
2019年3月12日
株式会社アイネット
アイネット、NVIDIAのGPUを搭載したマイクロデータセンター事業をスタート、
エッジフィールドでAI/映像IoT事業を加速へ
株式会社アイネット(9600:東証一部、以下アイネット)は、現場(エッジフィールド)にマイクロデータセンターを設置しDream Cloud 2で提唱する「自律型分散環境」でIT/IoTの融合とAI/映像IoT事業を進めて行きます。
多くの企業においてデータが爆発的に増加している現状から、近年ではエッジコンピューティングへの関心が高まっています。エッジコンピューティングは、データをデータソースやエンドユーザーの近くで処理することによってネットワークのレイテンシを低減する手法であり、マイクロデータセンターはその実現方法の1つとして注目されている。また、エッジフィールドからデータを移動しないことによりデータの機密性やガバナンスが守られるとメリットもあります。
■マイクロデータセンターの特徴について
・Dream Cloud 2 NGEC(Next Generation EASY Cloud)オンプレミス基盤を活用しFullマネージドサービスで手間なく稼働できるエッジデータセンター
・NVIDIA TESLA P40を搭載したサーバーを設置し、エッジフィールドでのGPGPU処理に対応
・NVIDIA Quadro 仮想データセンターワークステーション (Quadro vDWS) を利用したVIDAAS by Horizon vGPU-VDIサービスでエッジフィールドで仮想デスクトップを提供
・ドローンや監視カメラ画像のAI解析/編集処理がエッジフィールドで可能となる
・映像系処理のみならず、ドローンから得られるセンサデータやテレメトリーデータを基にしたAI(人工知能) やディープラーニングといった高度な処理が可能
・Dell EMCが推奨するProject Milky Way(旧WWH:地理的に分散されているデータに対してデータを移動することなく分析処理を実施・マージ、データサイズやプライバシー、規制などの理由で移動させられないデータの統合的な分析を実現)する仕組みを取り込む
このマイクロデータセンターは、既にリニューアルを発表したドローン飛行場(DDFF:Dream Drone Flying Field)に設置するほか、建築・土木、工場・プラント、農業・圃場、交通システム、医療・病院、空港・ターミナル、ショッピングモール、テーマパーク、イベント会場などへ設置を目指します。
エッジ側でデータを扱うエッジデータゾーンと、エッジ側から集約されたデータを集めたクラウドデータ分析ゾーンに分割したDream Cloud 2 Micro Data Center Networkでは、エッジ側での生データを外部に出すことなく集約されたデータを様々な分析に活用でき、データの保全性を保ちながら分析結果を活用できる新しいクラウド・クラスターコンピューティングを提供します。例えば、病院内の診療データをガバナンスをベースに外部に出さずに分析し、集約されたデータで地域の流感の予防などに活用することができます。
■サービス価格
28万円/月額より
■エヌビディア 様 からのエンドースメント
アイネット様のマイクロデータセンター事業の開始を心より歓迎致します。ご採用頂いております、NVIDIA Tesla GPUはドローンやセンサーデータ、IoTなどから得られたデータの解析や映像処理など、ディープラーニングやAIなどで大きな効果を発揮します。また、どこの現場(エッジフィールド)でもネットワークが繋がれば、仮想GPUを搭載した高性能な仮想ワークステーション環境を利用することができ、あらゆるレベルのワークロードの実行が可能です。今後アイネット様のマイクロデータセンターサービスが多くのお客様にご活用されることを期待しております。
エヌビディア 日本代表兼米国本社副社長 大崎 真孝 様
■デル株式会社 様 からのエンドースメント
株式会社アイネット様が「Dream Cloud 2」で提唱する自律型分散環境によるIT/IoTの融合、AI/映像IoT事業の発表を心より歓迎いたします。Dell EMCは、「Dream Cloud 2 NGEC」を始めとしたクラウドサービスのインフラとして、「Dell EMC PowerEdge」サーバー、「Dell EMC Networking 」ソリューションをご提供しています。さらに、米国本社でも連携し、デルテクノロジーズが取り組んでいるIoTの先進的なソリューションを共同検証いただいています。地理的に分散しているデータを一か所に集めることなく、全データセットで分析し絶え間なく大量に発生するデータのリアルタイム分析、アーカイブを可能にする仕組みを検討しています。最先端のテクノロジーを活用したデジタル変革が求められるなか、Dell EMCが提供するIT基盤が今回の発表の中心となるGPGPU/vGPUのパフォーマンス、管理性を最大限に引き出し、株式会社アイネット様に新たな高付加価値のクラウドサービスの実現を支援しています。今後もお客様へさらなる価値をお届けして参ります。
デル株式会社 代表取締役社長 平手 智行 様
■DDFF(Dream Drone Flying Field)について
デジタルテクノロジーの劇的な進化により、ドローンは破壊的イノベーションを生むと考えられていますが、現状ではその飛行には多くの制約があり、ドローンを自由に飛ばせる場所は限られています。そこでアイネットは、都心から1時間程度の場所で140,000㎡の大規模なドローン飛行場(DDFF)を開設し、これをドローン事業を検討する企業様へ実証実験場(PoC環境)として提供しています。
- 詳細は以下の情報をご覧ください。
https://www.inet-datacenter.jp/news/2017/05/inet-dream-drone.html
■ アイネットについて https://www.inet.co.jp/
アイネットは、データセンターとクラウドコンピューティングを展開する独立系ITサービスプロバイダーです。ガソリンスタンドの事務処理の合理化やクレジット処理を代行する会社として1971 年に設立されました。現在では全国のガソリンスタンドの内およそ4分の1がアイネットのデータセンターに接続、情報処理サービスを利用しております(業界トップシェア)。当社はその中でデータセンター運用のノウハウを蓄積、お客様からも大きな信頼を寄せられてきました。蓄積してきたノウハウを活用し今ではデータセンターを利用する業種も金融業、流通業、官公庁、e ビジネス、外資系企業をはじめ多岐にわたっております。現在は、国内最高レベルのデータセンターをベースに、企業向けクラウドサービスビジネスを積極的に展開しており、既に1400社のお客様にご利用いただいております。
■ 商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
■ お問い合わせ先
【サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社アイネット データセンター本部 クラウドサービス事業部 高橋、宮川
TEL: 045-682-0845 E-mail:dream.cloud@inet.co.jp
【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社アイネット 営業企画部 松本