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『宙(そら)の目』で守る地域の安全 ― 衛星データで異常を即時検知

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2025年10月22日
株式会社アイネット

『宙(そら)の目』で守る地域の安全 ― 衛星データで異常を即時検知
~神奈川県のオープンイノベーション推進プログラムに採択~


株式会社アイネット(東証プライム:コード番号9600、本社:神奈川県横浜市、代表取締役:佐伯 友道、以下「アイネット」)と株式会社GLODAL(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:宮﨑 浩之、以下「GLODAL」)は、神奈川県のオープンイノベーション支援事業「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK:バク)」において、支援プログラムとして採択されました。
両社は衛星データとAIを活用し、土砂崩れや倒木、違法投棄などの異常を早期に検知する新システム『宙(そら)の目』の実証を共同で進めます。本実証は、自治体や民間事業者が抱える山間部や急傾斜地など監視が困難なエリアにおける「地域の安心・安全」の向上を目的としています。

1.サービス実証の概要

実施期間2025年10月〜2026年3月
実施場所神奈川県内1〜2自治体にて実施予定
検証項目衛星データによる山間部や急傾斜地等の変化検知の有効性
自治体の災害対策業務フローとの親和性
クラウド上でのシステム運用の有効性
収益モデル(PoB)の実現可能性
主な役割GLODAL変化検知AIエンジンの開発、衛星データ解析
アイネット衛星データ取得、クラウド基盤の提供、自治体協力調整、実証運営
神奈川県支援金の提供、インキュベーション伴奏支援*、情報発信
*神奈川県およびBAK事務局による実証の計画策定や進行管理、事業化支援などを行う伴走型支援

2.『宙の目』の仕組みと特徴 ~衛星 × AI × クラウドによるワンストップ監視~
『宙の目』は、衛星画像を解析し、地表の変化をAIが自動検知することで、現地調査を行わずに異常兆候を把握できるシステムです。取得したデータはアイネットの自社クラウド上で安全に処理され、自治体職員や企業担当者に分かりやすく通知されます。また、国内アセットのみで構築されており、セキュリティとガバナンスの両立を実現しています。

3.背景 ~広域監視における人的・コスト的課題~
神奈川県では森林面積が約4割を占め、倒木や土砂災害などのリスクが高い地域が多く存在します。
これまでの監視や点検は人による現地踏査が中心であり、広域監視や早期対応には限界がありました。
自治体にとっては、年間数百万円から数千万円におよぶ監視・点検コストの削減が課題であり、DXを活用した新たな仕組みが求められています。

4.今後の展望 ~災害予知から民間活用へ~
実証後は、AIによる災害予知精度の向上を図るとともに、不動産や電力インフラなど民間事業者向けの展開も予定しています。
将来的には、国内の衛星製造産業との連携を通じて、宇宙×DXによる地域防災の新たなスタンダードを創出します。


<GLODALの概要>
会 社 名: 株式会社GLODAL
所 在 地: 神奈川県横浜市中区桜木町1−101−1 クロスゲート7階
事   業: 衛星データ解析、AI開発、人材育成
公式サイト: https://glodal-inc.com/

<アイネットの概要>
会 社 名: 株式会社アイネット
所 在 地: 横浜市西区みなとみらい5-1-2 横浜シンフォステージ ウエストタワー13階
事   業: 情報処理サービス、システム開発サービス、システム機器販売
公式サイト: https://www.inet.co.jp/

<お問い合わせ先>
実証内容 :宇宙ソリューション事業部(吉川)
TEL:03-5480-3500、E-mail:sales-space@inet.co.jp
報道関係者:経営戦略・IR部(円城寺、福井、伊藤)
TEL:045-682-0806、E-mail:infomc@inet.co.jp

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