今回は、当社企業向けマネージドクラウドサービスNext Generation EASY CloudⓇ(以下NGEC)を活用し、ビジネス拡大をする上で抱えている課題をいかに解決したか、企業事例をもってご説明いたします。
ここでご紹介する企業事例は、多くの企業様が直面をしている課題であり、その解決のためには、利用するサービスの機能や技術だけでは難しいということがお分かりになるかと思います。ぜひご参考にされ、自社のビジネス拡大に何が必要なのかを考えるきっかけになれば幸いです。
NGECを活用し課題を解決した企業様の事例
パターン①自社パッケージ製品のSaaS化を実現した企業様
■パッケージソフトメーカーA社
従業員 | : | 約260名 |
資本金 | : | 約3億円 |
業種 | : | ソフトウェア開発 |
事業 | : | 国内トップシェアのグループウェアを提供。その他、法人向けICTツールの開発・提供を行う。 |
■課題/背景
- クラウド基盤の関するノウハウ不足
ストックビジネスへの転換のため、自社パッケージ製品のSaaS化を行うにあたり、クラウド基盤の技術者確保が困難であり、基盤運用ができないこと、またその業務負担のため本業に集中できない課題がありました。
- 困難なコスト管理
従量課金制でドル建てのクラウドサービスの場合、ビジネス拡大と比例してコストは増加し、さらに為替の影響を受けてコストが変動するため、コスト管理が困難であることが課題でした。
■導入効果/メリット
- クラウド基盤運用からの解放とサービス品質向上への注力
当社では、クラウド基盤の保守・運用はもとより、構築作業、システム運用サポートのマネージドサービスも充実しているため、技術者の負担を非常に少なくでき、SaaSのサービス向上や新機能の追加等、本業に集中できるようになりました。
- 円建て定額課金制による利益率向上
NGECは、リソースプール型で定額課金制となっているため、コストを抑えつつ、ビジネスの収支計画が容易となります。また円建てであるため、想定外のコストの増減もありません。
- 協業事業の展開による販路拡大
当社とA社様のビジネス拡大を目的に協業体制をとり、当社顧客への販路拡大も実現し、新たなビジネスチャンスが広がりました。
パターン②クラウド基盤と自社パッケージ製品の組み合わせによりビジネスを拡大させた企業様
■パッケージベンダB社
従業員 | : | 約700名 |
資本金 | : | 約13億円 |
業種 | : | ソフトウェア開発 |
事業 | : | 創業時よりシステム運用を中心としたパッケージ製品を展開。その他、データ活用やメインフレームの提供を行う。 |
■課題/背景
- クラウド化への需要の変化
長年にわたりパッケージ開発に注力しておりましたが、クラウドの普及に伴い、顧客の要望も変化してきました。商機を見出すべく、クラウド基盤活用を積極的に提案する方針にシフトし、所有から利用へのトレンドに対応する必要が生まれました。
- ビジネスモデルの変革の要望
従来のフロー型ビジネスから継続的に収益を得ることができるストック型ビジネスへ変革し、経営の安定性向上が求められてきました。
■導入効果/メリット
- クラウド基盤ビジネスの成功と自社製品のクラウド化の実現
両社の協業体制により、パッケージ製品とクラウド基盤を組み合わせたビジネスモデルを早期に構築でき、実績を上げることができました。また、クラウド基盤の技術習得や運用の負担が少ないことから、技術力をパッケージ製品のSaaS化に注力でき、新たなビジネスも拡大しました。
- ストック型ビジネスへの変革の成功
早くから当社では協業の専任チーム体制を作り、ビジネス変革の支援を行いました。これにより、早期にストック型ビジネスへの変革に成功しました。また、マネージドサービスの活用により、技術者のクラウド基盤運用にかかわる負担は少なく、少人数チームでも安定した収益を得ることができました。
- 販売パートナーとしての強固な関係構築
当社専任チームが営業同行や提案活動などの営業支援を行い、双方のビジネス拡大を実現しました。
パターン③データセンタービジネスの拡大を実現した企業様
■地方データセンターC社
従業員 | : | 約150名 |
資本金 | : | 約5,000万円 |
業種 | : | 情報システム業 |
事業 | : | 地域に根付いたデータセンターを自社で保有している情報システム小会社。
主に親会社・グループ会社に対してサービスを提供している。 |
■課題/背景
- 自社データセンターの基盤更改と運用ノウハウの不足
自社データセンターにあるクラウド基盤の更改が迫っていたが、仮想化技術のノウハウや技術者が不足しており、困難な状況にありました。
- クラウド・データセンター営業力不足
クラウドやデータセンターの営業力が不足していたため、関係会社以外の外販活動が思うようにいかない状況にありました。さらに、地方ではクラウド・データセンターへのニーズは多くはなく、ビジネスチャンスが少ない状況でした。
■導入効果/メリット
- 基盤更改と運用アウトソースの実現
NGECオンプレミスモデルの導入により、自社の負担を最小限に、クラウド基盤の更改と運用アウトソースを同時に実現しました。
- NGECのオンプレミスモデルによる自社データセンター活用の構築
NGECオンプレミスモデルをC社様のデータセンターに建てつけることで、クラウド基盤運用をアウトソースしながら、クラウドビジネスの展開により、自社データセンタービジネスの拡大を可能にしました。
- 地域のニーズに合わせたサービス共同開発と営業支援
地域のニーズに合わせたサービスを新たにNGEC上に建てつけることで、サービス力の向上、顧客満足度の向上を実現しました。
事例からわかるクラウドビジネス実現のポイント
これら事例から、クラウドのビジネスを実現するために必要なポイントは以下になります。
これらの事例から、クラウドを利用したビジネス拡大にはいくつかのポイントがあります。そして、当社マネージドクラウドサービスNGECをご利用いただくことで、その課題を解決することができます。
① | 運用サービスや技術サポートが受けられるため、本業に注力できる |
② | 円建て且つ定額課金制のため、収益計画が立てやすい |
③ | ビジネス拡大を実現するためのパートナーである |
クラウドビジネスを実現・拡大したいと思われている企業様は、まずはアイネットまでご相談ください。
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